【千葉】としまや-チャー弁
恥ずかしながら(?)秘密のケンミンショーの大ファンである。
人間、「食べなれているもの」が一番おいしいわけで、各地のケンミンの「食べなれているもの」はどれも美味しそうなのだ。
いつか旅行で現地に訪れた際には、食べてみたいと思うものがたくさんある。
その中でも、圧倒的茶色いビジュアルで私のハートを撃ち抜いたのが、千葉の「チャー弁」である。
茶色く美味しそうなチャーシューが乗ったシンプルな弁当である。
一緒に紹介されたバー弁も悪くはないが、こちらのチャー弁の方により強くひかれた。
主に店は房総の方だが、蘇我駅から行ける県内に「おゆみ店」というのがあることが分かった。
店舗はいわゆる商店に近い形だったが、奥に厨房があり、出来立てのお弁当が買える。
念願のチャー弁を手に入れ、温かいうちに近くの神社で食べることにした。(現在はイートインコーナーもあります)
厚切りのチャーシューが5枚、柔らかく、味は濃く、おかずとして最高だ。
ピンクの漬物も口直しにちょうどいい。
あまりのおいしさに一気食いしてしまった。
琴線に触れる味だった。
としまや おゆみ店
https://tabelog.com/chiba/A1201/A120101/12025464/
【永山】ル・ジャルダン・ブルー-タルトショコラマカダミア
趣味の一つに、スーパー銭湯がある。
伊香保温泉のふもとで生まれ育ったため、温泉は身近な存在であった。
東京に出てきてからも、スーパー銭湯によく通っていて、京王永山にある「竹取の湯」もお気に入りの一つであった。
せっかく永山まで行くのだから、他にもお目当てが欲しい。
そんな時に出会ったのが「ル・ジャルダン・ブルー(LE JARDIN BLEU)」である。
住宅街を抜けたところにお店がある。
行くといつも満員である。
たくさんある焼き菓子やチョコレート菓子も魅力的であるが、なんといっても生ケーキである。
昨今の高額生ケーキとは違い、なんと200円代のケーキから用意されているという良心的価格設定だ。
その中は500円オーバーと高めの設定であるが、タルトショコラマカダミアを推したい。
たくさんの香ばしいマカダミアナッツの上に、チョコレートがしっかりとコーティングされている。
中には生キャラメルのような濃厚なキャラメルソースが入っている。
もちろんタルト部分も美味だ。
しっかりと固まったチョコレートも口の中でほどけるように溶けていく。
濃厚だが、ペロリと食べられてしまう。
そんなチョコレート好きを魅了してやまないチョコレートケーキだ。
ル・ジャルダン・ブルー(LE JARDIN BLEU)
https://tabelog.com/tokyo/A1327/A132702/13023266/
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【笹塚】ロビン-ポークジンジャー
笹塚はいい街だ。
チェーン店は一通りそろっているし、商店街も栄えている。
住みやすそうな街だなといつも思いながら通っている。
ロビンは街の洋食というか食堂というか、そういうレトロな雰囲気を持ったお店だ。
美味しそうな店だなと思いつつ、行く機会をうかがっているうちに、なんと閉店してしまった。
痛恨のミスだ。
しかし、笹塚民の熱意のおかげなのか、現在の位置に移転して復活を遂げた不死鳥のような店なのだ。
移転後、さっそく行ってみた。
ハンバーグやカツを乗せたパスタがとても美味しい。
古き良きスパゲッティという感じの装いだ。
そして量がとてつもなく多いので、うっかり大盛を頼んでしまわないよう気を付けたい。
いつものようにスパゲティを食べていると、カウンター席で2席隣の女性がポークジンジャーを頼んでいた。
自分の目の錯覚でなければ、肉が山のように積まれていた。
これは頼んでみるしかない、と思って次回訪問時に頼んでみた。
出されたポークジンジャーはやはり肉の山だった。
薄切りよりはもう少し厚みのあるお肉、そして大量の茶色く炒められた玉ねぎ。
サラダとケチャップ味のスパゲティも添えられていて、完璧なプレートだ。
ロビンのドレッシングはいつも何味だかわからないのだが、コクと酸味がすごくいい白いドレッシングだ。
これを千切りキャベツにたっぷりかける。少し時間を置くとコールスローのようにしんなりしてまた美味しい。
お肉はナイフで切りながらいただく。
しっかりとした味付けだ。甘みが強い。
お肉は固くなく、柔らかすぎず、絶妙な火の通り具合だ。
大量の玉ねぎがまたうれしい。
ライスがいつも足りなくなってしまう、そんな最強のポークジンジャーである。
ロビン
https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131808/13225578/
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【中野】れふ亭-リンゴクリームおやき
あの形状のものは「今川焼き」と呼ぶ地域に住んでいたが、中野のれふ亭では「おやき」である。
中野駅を出てすぐ、商店街の入り口にいつも行列を作っているのがれふ亭だ。
ここでおやきを1つ買って、食べながら中野で買い物をするのが好きだ。
フルーツ味のものに対しての興味が実は薄いのだが、その日、れふ亭の「リンゴクリーム」がとても気になった。
定番のあんこ、クリームチーズ、チーズ入りあんこ、チョコレートなどを普段食べていたが、冬季限定のリンゴクリームがその日は食べたくなって、買ってみた。
「冬」の焼き印が入ったおやきを受け取ると、一口かじった。
その途端、リンゴの爽やかな香りともに、とろりと甘い熱々のクリームが出てきた。
なんだこれは。カスタードともまた違う、リンゴの風味豊かなクリーム。
その日以来、冬の間決まって買うのはリンゴクリームになった。
おやき処 れふ亭
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131902/13050583/
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【代々木】よよぎあん-すだちにゅうめん
酒は梅酒しか嗜まないが、居酒屋の料理が好きだ。
酒は飲まず食べてばかりという、居酒屋にとっては非常に利益にならない人間である。
しかし居酒屋に行くときは大体大酒飲みと行くので、帳尻はあっている気がする。
「よよぎあん」という立地が良くわかるその店は、代々木駅からすぐの地下にひっそりと佇んでいる。
決して広くはない店内だが、いつも満席だ。予約必須である。
初めての出会いから印象は良かった。その日のお通しはエビマヨだったのだが、マヨネーズが食べられない自分が連れの方に小鉢をやると、「えび苦手でした?」と(実際はマヨネーズだが)それを下げて別のお通しを持ってきてくれた。
その時はちりめん山椒やひじきなどの副菜と小さな丸い一口おにぎりの盛り合わせだった。(非常に美味しかった)
カレーだったり、牡蠣のとろろ漬けだったり、毎回美味しいお通しが楽しみな店である。
絶品の刺身から始まり、一通り食べ終わった後の締めとして、いつも頼んでしまうのがすだちにゅうめんだ。
まず前提として、よよぎあんの「だし」は絶品である。
澄んだだしに、のりとたくさんのすだちが浮かんでいる。
すだちの酸味がきいただしは、しめにふさわしく、ついつい全部飲み干してしまう。
にゅうめんも絶妙な塩加減で、つるつると入っていく。
たくさん入ったのりがまた良い。
よよぎあんには魅力的な締めがたくさんあるのだが、この酸味をもとめてついつい毎度頼んでしまうのだった。
よよぎあん
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130403/13044007/
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【幡ヶ谷】ハシヤ-納豆ミートソース
群馬県は、実はパスタ王国である。
高崎が主だが、前橋出身の私も日常的にパスタを外食で嗜んでいた。
今はなきカンターレがその最たるものだった。
東京に出てきて、パスタが1000円以上することに面食らった。
さすがに高すぎる。そして量が少ない。
途端、パスタ難民となった私は、自炊やコンビニで凌いでいた。
現在の方南通り沿いの住まいの近くに、幡ヶ谷はある。
ほどよい商店街があり、本当はそちらの方に住もうと思っていたのだが、縁あって現在の住まいにいたりする。
幡ヶ谷グルメを調べていると、ハシヤと出会った。
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小道に入ったところにハシヤはある。
暖かい雰囲気の店内は、いつも快適だ。
ハシヤはいわゆる「和風スパゲッティ」の店だ。
たらこやおしょうゆなどの和風の味がメインである。
その中でもひと際異彩を放っているのが「納豆ミートソース」である。
ミートソースは大好きだ。納豆も好き。
合わさるといったいどんな味になるのか想像もつかなかった。
木の器で提供されたスパゲッティのビジュアルは最高だった。
チーズが絡められたスパゲッティの上に、おいしそうなミートソース、そしてふわふわに泡立てられたひきわり納豆。
まずはミートソースだけで食べてみる。
しっかりとした肉のうまみを感じる、最高峰のミートソースだ。スパゲッティに絡められたチーズがいい味を出している。
おそるおそる納豆と混ぜてみる。
旨味が爆発した。
お互いを邪魔せず、調和した奇跡の味だった。
納豆とチーズが絡まったスパゲッティだけで食べるのもまた良い。
ちなみに、量は結構多いが、いつも大盛にしてしまう。
たらふく食べたい、ハシヤのスパゲティはそんなスパゲティなのだ。
ハシヤ 幡ヶ谷分店
【池袋】札幌牛亭-ハンバーグ
初記事に何を選ぶが迷ったが、私が東京に出てきて幾年、一番おいしいといえるハンバーグを紹介することにした。
池袋の南エリア、ジュンク堂のそばにその店はある。当時、目白に住んでいた私は、徒歩でよく池袋に通っていた。
ハンバーグが好きだ。
しかし、「好きなハンバーグ」となると、ストライクゾーンは一気に狭くなる。
つなぎは少なめで肉々しいハンバーグ。それでいて旨味もパンチも欲しい。
地下へ続く細い階段を降りると、なかなかにして良い雰囲気の店内。
高い椅子のカウンターも悪くないが、空いていればテーブル席に案内される。
ハンバーグのグラム数は選べるが、ここは180gでよい。
その代わり、ライスは特盛にする。ここのハンバーグは圧倒的に白飯を食わせるタイプのハンバーグだ。
焼き加減はおすすめのミディアムでよい。
チーズはトッピングしよう。
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提供前には紙エプロンをつけるように促される。
そして、鉄板に乗ってそれはやってくる。
まず鼻に飛びんでくるのは、にんにくの香り。ペッパーソースの香ばしい匂いが食欲をそそる。
あせらずに、まずはたまねぎをひっくり返そう。
格子状に切れ目が入ったハンバーグの中身はレア。
つなぎ無しの美しいピンク色だ。
口に入れれば、とろけるような触感。
日が入ったところは肉々しい旨味がたっぷりでまた良い。
荒々しいペッパーソースは罪深い味がする。
無限に白米を食べてしまう。
味が濃いので、適度に冷えたプーアル茶を飲みながら。
東京No.1のハンバーグだと信じて疑わない。
札幌牛亭 南池袋店
https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130501/13116539/
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